Spiritual World #1 Chapter 3

 


このChanpter3からご覧いただいた方は、ぜひChapter1・2をはじめにお読みください  


眉間の話題を切り上げた修験者は

次に

「どこから来たのか?」

「過去にわたしに会ったことがあるのか?」 

と、問いはじめました

 

少し間を置いてから

うなずくわたし 


「シャンパナか?」 

 また、うなずきます


わたしにとっては、謎でしかありません・・・・

(W - え?会ってるって? え?シャンパナってどこ??)


困惑しつつ

わたしがその会話をしながら感じたこの『』のひとの修験者に対する感情は

おまえはまた無茶をしている・・・・

怒っているのではなく、哀れむような、心配しているような・・・・・ 

そう感じ取れました


この時点で、すでにわたしが戻ってきてから1時間は経っていたのかもしれません


唐突に

修験者は、 「そんなに長く居ると、彼女が疲れるから戻れ」 とそのひとに対して言いました 


しばらく思案し

そして 素直に

印だと思われる手の動きを使い

何かを唱えながえら 

そして、表向き、彼は消えていきました・・・・・

(W なにをしているのか?)

でも、この1時間の間に、今や少しわたしがやっているような感覚も芽生え始めていました


さて 

ここで 

最大の過ちがあります


分かりますか?


修験者が、このひとを呼び出したにも関わらず

私の中のひとに、自ら戻れと伝えました

今でも、なんでだったのだろうと思います・・・

つまり

修験者は、出ることを封じる " 印 " を使っていない ということです 



そうです 


その日から

彼は、私の中で

出入り自由になったのです 


余談ですが 

数年後、この修験者は、身体を壊して廃業したのだと友人から聞きました ・・・・・ 


ほら、あの時触らせてくれてたら良かったのに・・・・

と、わたしは こころから思ったのでした


それからのおはなしは、また明日に      

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